「トランプに抱きついた汚れた手で憲法を触るな」に内在する女性蔑視

先日の反戦・護憲の集会で「トランプに抱きついた汚れた手で憲法を触るな」というプラカードを見た。このプラカードには女性蔑視がにじみ出ている。なぜそう思うのか、違和感を言葉にした。
仁藤夢乃 2026.04.30
読者限定

高市が「女は女らしく、性を売りモノにして、男に媚びなければならない」というメッセージをその姿で発し続けていることは批判すべきだが、「汚い男を触った女の手や体が汚い」とすることは、「体を売る女は汚れている」とし、性売買を女性に対する人権侵害ではなく、女性の非行として捉える日本社会の土壌を支えてきた考え方だ。

「汚れた手」という表現に、汚職や裏金問題などがかかっているなら、権力者への批判として理解できる。しかしこの場合、「トランプに抱きついた」という行為そのものが「汚れた手」の理由になっている。

それは、高市が女性であることと無関係とは言えないのではないか。

実際に、トランプとハグをしたことのある安倍晋三に対して、「トランプに抱きついた汚れた手」という言葉が使われているのを、私は見たことがない。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、4545文字あります。

すでに登録された方はこちら

誰でも
フィリピンから帰国しました
誰でも
【対談公開|第4回(後編)】性売買の本質を考える、男性の新しい生き方の...
誰でも
フィリピン・ミンダナオ地震被災地で150世帯へ支援を届けました
誰でも
熊本とフィリピンの被災地で活動中、皆さんからのご寄付で衛生用品等を届け...
誰でも
国家の選択は、性売買の現場をどう変えるのか――韓国・全国連帯サマーアカ...
誰でも
【対談公開|第4回(前編)】女性が立場を超え連帯するために——浜田敬子...
誰でも
「まずは知ることから」変化を導く連帯の拠点へ――医師・前田佳子さんとの...
誰でも
フィリピン・地震被災地支援へ――ご協力をお願いします