雨の歌舞伎町で見た少女たちへの加害と介入
バスカフェには、3年間付き合っていた彼氏と「別れることができた」と報告してくれた人もいました。長く関わり続けることの意味や、性搾取の実態について、現場から動画で報告しています。
この日は、雨の中でのバスカフェ開催となりました。
深夜まで強い雨が降る中でしたが、多くの少女や若い女性たちが街に出ており、Colaboの声かけチームも夜の街を回って、100人以上の女性たちに声をかけました。
歌舞伎町ではこの日も、少女や女性たちを「誰を買おうか」と物色する男性たちの姿がありました。
しゃがみ込んでいた若い女性に対して、しつこくつきまとい続ける男性に対し、メンバーが介入する場面もありました。女性が明確に拒否しているにもかかわらず、男性は離れようとせず、こちらが声をかけると威圧的な態度をとり、「顔を忘れないからな」などと脅すような言動もありました。
歌舞伎町では、少女や女性たちが男性に絡まれたり、ホテルへ連れ込まれそうになったりする場面は日常的にあります。
しかし、そうした状況に対して、女性の人権の視点から介入しようとする人はほとんどいません。
だからこそ、加害を見過ごさず、声を上げ、介入し続ける、私たちのような存在が必要だと改めて感じています。
バスカフェには、この日も多くの少女たちが訪れました。
物価高の影響もあり、「食べるものに困っている」という声は以前よりさらに増えています。お米や果物、食料品を持ち帰る子も多くいました。
ネットカフェやホテルを転々とする生活を続けている子たちの中には、調理環境もなく、その日の宿や食事を確保することが精一杯という状況の人もいます。
今すぐに生活を変えることが難しくても、関係を切らさずにつながり続けることで、「この生活を変えたい」と思った時に、一緒に動ける関係をつくっていきたいと考えています。
この日は、3年間付き合っていた彼氏と別れることができたという報告をしてくれた人もいました。
その関係の中では、尊重されず、対等に扱われていない状況が続いており、私たちも長く心配してきました。
「この関係はおかしい」と気づき、自分で別れを決断することは簡単なことではありません。
しかし、長い時間をかけて関わり続ける中で、自分の状況を言葉にしたり、暴力や支配に気づいていく変化があります。
私たちは、一方的に何かを決めるのではなく、その時々の状況や気持ちを一緒に考え、必要な時には待ちながら、関係を続けていくことを大切にしています。
明日もバスカフェです。
こうした活動は、皆さんからのご寄付によって支えられています。活動への深刻な妨害に行政が屈し、2023年度からは、一切公的資金を受け取らず、市民の力で継続しています。(詳しくは『Colabo攻撃』やこちらの会見動画をご覧ください)
これからも、路上にいる少女や女性たちと出会い、つながり続けていけるよう、引き続きのご支援をお願いいたします。
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