村上龍さんが『難民高校生』に寄せてくれた言葉
作家の村上龍さんがお亡くなりになられました。私の最初の本『難民高校生』の帯に、村上さんは推薦の言葉を寄せてくださいました。
仁藤夢乃
2026.10.24
誰でも
家庭にも学校にも居場所がなく、渋谷をさまよっていた中高時代のことを書いた『難民高校生』(2013年)。その帯に、村上さんが推薦の言葉を寄せてくださいました。
「若者も社会も『ダメ』になってはいない。変化できないだけだ」

「今どきの若者は」と少女たちが責められる中で、問題は若者ではなく社会の側にあり、その社会を変えなければならないのだと伝えてくれる言葉でした。
まだ何者でもなかった私の本に、村上さんがこの言葉を寄せてくださったことで、本を手に取り、Colaboの活動や、路上をさまよう少女たちの実態を知ってくれた人も多かったと思います。
けれど、現状はまだ変わっていません。福祉は少女たちに届かず、家出や性搾取の中にいる少女たちに自己責任が押しつけられ、性売買の実態は見過ごされたままです。少女たちの人権や生活を保障しない社会は、今も続いています。
この社会を変えるために、これからも活動し、声を上げ続けます。
本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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難民高校生
単行本(英治出版)
文庫(ちくま書房)
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