「謝罪」を使った自己保身――反省できないリベラルの問題2
「謝罪」で埋め尽くされたタイムライン
前回、反省できないリベラルの問題について書いた。
この後、問題を指摘された井上氏が、石嶺さんを名前のない存在として扱った投稿の拡散者に
これは石嶺香織さんによるスピーチです。石嶺さんのお名前を匿名にした書き起こしを拡散してしまい、石嶺さんの尊厳を著しく傷つける結果となりました。深くお詫び申し上げます。
▼下記リンク先の石嶺香織さんのスピーチ動画・スピーチ全文の拡散にご協力ください。
と伝える投稿をXに大量に連投した。
そこには、石嶺さんから私が頼まれた投稿(石嶺さんのスピーチ動画)へのリンクが貼ってあった。
この投稿を見た時、私は、井上氏があえて引用リツイートの状態で、自身のタイムラインが「謝罪」投稿で埋まるような形を投稿していたことから、Xのアカウントを持っていない石嶺さんに伝え、「パワハラとか言われそうですね」と話していた。
石嶺さんは、このような投稿の仕方はやめてほしいと思っていたが、それまで数日にわたって井上氏とやりとりし、話が通じずに疲弊させられていたことから、井上氏への再度の連絡を諦めた。
その後、井上氏の連投を見た人たちから、石嶺さんや私に対して「怖い」「井上氏がかわいそう」「やりすぎだ」「ハラスメントだ」「暴力だ」「攻撃だ」「もうやめて差し上げて」などのリプライが飛ぶようになった。思った通りの状況だった。
誰も、そのやり方を望んでいなかった
指摘を受け止めたくない加害者が被害者ぶるところまでが、反省できないリベラルにあるあるの仕草だ。だから私たちはこの状況を予想していた。
問題は、いつまでそのことを学習せず、リベおぢを擁護する人たちだ。おぢはそういう女性が現れるとそれを免罪符にして女性に守ってもらおうとする。これも、いつものことだ。
まず、確認しなければならないのは、誰も、井上氏にそんなことしろと言っていないということだ。前の記事でも伝えたが、石嶺さんは、問題を理解しようとする姿勢のない井上氏とのやりとりに疲弊して、井上氏に言われるがまま、井上氏が投稿するための、自身に対する謝罪文やことの説明文を書かされていた。
自分に対する謝罪文を書かされたということを相談されたので、私は、井上氏の体面を整えることにこれ以上協力しなくてよいのではないかと石嶺さんに伝えた。そして石嶺さんは、謝罪文について、自分で決めてほしいことと、石嶺さんに書かせることはおかしいことを伝え、それ以上井上氏を相手にしないことにした。
井上氏が投稿した「尊厳を傷つけた」というのは、石嶺さんが井上氏の謝罪文を変わりに書いた過程で入った言葉だ。
井上氏は石嶺さんには、「漢字表記まで分からないことを前提にして調べる手間を取らずに匿名で投稿した」ことに対する「確認不足」と「怠慢」で石嶺さんに「多大な迷惑をかけた」ということしか言っていなかった。そして、その内容での謝罪文をSNSに「石嶺さんの了解」のもとで書きたいとのことだったので、石嶺さんは、尊厳の問題であることを繰り返し説明しなければならなかった。井上氏は石嶺さんとのやりとりのなかで、石嶺さんの指摘や気持ちに向き合うことはなく、「自分はこうしたい」というばかりだった。
井上氏が、石嶺さんが望んでいないのに大量連投した「謝罪文」は石嶺さんに書かせたものなのだ。おかしいでしょう。
「速報性を重視」や「名前がわからなかった」の憶測は事実ではない
井上氏について「速報性を意識して文字起こしを拡散してくれた」「井上さんは即座に謝罪している」「説明や謝罪をしている人に対してこれはやりすぎだ」などという人がいるが、これは間違っている。